「知らない」
「知らない」の
平凡なひと言で
場の雰囲気
楽しく過ごせる
人になりたい
知らない
リビング
「リビング」
ゆったりと
時を感じて
深々と
静かなソファーで
心を交わし
アロマ
「アロマ」
目を瞑り
香りの世界で
心地良く
部屋はアロマで
静かに包まれ
ゆっくり
「ゆっくり」
さらさらと
砂がゆっくり
落ちてゆく
静かな音が
時を刻むよ
なんだっけ？
「なんだっけ？」
「なんだっけ？」
言ってしまうの
知らずとね
これが私の
口癖なのよ！
結い
「結い」
暖かく
近くで見つめた
あの笑顔
心が結ばれ
優しさ感じ
T路路
「T路路」
T路路で
戸惑う自分が
よくわかる
景色が迷わせ
歩みが止まる
おばあちゃん
「おばあちゃん」
変わらずよ
僕のおばあちゃん
優しくて
着物を羽織り
樟脳香る
旅
「旅」
たまにはね
自分に休日
あげないと
心をしっかり
脱力させなきゃ
涙目
「涙目」
悲しいか
嬉しく光る
その涙
頬を滑って
心が傾く