「氷」
見つめては
氷の粒の
美しさ
涼しい光に
心が緩む
氷
朝の道
「朝の道」
落ち着いた
優しい空気が
耳元で
ゆるり流れて
静かに目覚める
ノック
「ノック」
リズム良く
戸に響いては
目が覚める
静かな部屋が
静かに開いた
美しい
「美しい」
好き嫌い
価値は自分で
つけるもの
他人の評価は
関係ないよ
ドライヤー
「ドライヤー」
少しずつ
使う必要
無くなって
鏡見るたび
棚上に
ドライヤー
「ドライヤー」
少しずつ
使う必要
無くなって
鏡を見るたび
棚の奥だよ
洞窟
「洞窟」
暗闇の
見つめる先の
出口には
いつもの光が
静かに放つ
迷い道
「迷い道」
振り向かず
足を止めずに
歩いて行こ
止まったらダメ
それで良いのよ！
象
「象」
臆病で
暴れんぼうの
象だけど
歩く姿と
心は雄大
自分勝手
「自分勝手」
困ったね
幸せの意味
履き違え
自分が良けりゃ
それで満足