「朝」
贅沢な
この雰囲気が
たまらない
静かな空の
深さを眺め
朝
鉋
「鉋」
微調整
髪の毛一本
ズレは無し
目線の向こうに
大工の技術
マンゴー
「マンゴー」
南国が
頭によぎり
太陽の
甘さぎっしり
波と広がる
1000本ラリー
「1000本ラリー」
近づけば
心震えて
固くなり
うるさい自分も
静かになるよ
初めて
「初めて」
なんだこれ
う〜む不思議
面白い
どうなってるの
これってな～に
古い
「古い」
目新しく
歴史の無いもの
興味なく
琥珀の色が
昔を今に
雨
「雨」
雨音も
心が癒える
子守唄
知らずのうちに
枕を抱え
駅
「駅」
寝過ごして
ばかりいるから
終着の
駅名だけは
しっかり覚え
おにぎり
「おにぎり」
心込め
ふわっと握る
「おにぎり」
ほおばる口が
知らずとゆるみ
光り
「光り」
追えぬほど
アッといつ間に
すれ違い
音もせずに
心に残る