「傘」

雨をよけたり日をよけたり

傘も色々ある

でも寂しい傘もある

一人ぼっちの忘れ傘

握手しながら帰ろ

バス

「バス」

待ってる時間は限られている

ほんとは来ないで欲しいのに

時刻は心と裏腹に

あっと言う間に過ぎて行く

友が一人二人と去っていく

生きる

「生きる」

こんなに「生きる」と言う事が大変だとは。

そんな風に感じた事は思った事も無かった。

この40年間も僕はなにを学んできたんだろうか?

人間として何を?

そしてこれから何を学べばいいのだろうか。

きっと障害者にならなかったらこんな辛い事考えもしなかっただろう。

ゼロ

「ゼロ」

小さい時から汗水垂らして練習してきて苦労してきたものが無くなってしまった。

また1から出直しだ。

あんなに苦労してきたのに、全てが無くなってしまった。

また「ゼロ」。

気が重くなる。

そうして僕にその気の遠くなる作業がもう一度出来るのか?

今の僕には自信がない。

普通

「普通」

とっても難しい表現「普通」ってどう言う事なのか?

逆に「普通じゃない」とはどう言う事なのだろうか?

それがわかれば「普通」が分かると思う。

簡単な言葉だけど意味は一生わからないかもしれない。

それがわかっただけでもいい兆しなんかとても暖かい。

これがあるだけで心が優しくなる。

そして笑顔が出る。

いつも出ていて欲しい。

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